WIDIA、重切削粗加工向け新製品 M8065HDスローアウェイミーリングを発表
新しいプラットフォームでは、鋼や鋳鉄のミーリング加工時に、1本の工具 で複数の作業を行うことにより、セットアップ時間や在庫コストを削減す ることが可能
WIDIA™は、本日、鋼や鋳鉄の重切削ミーリング加工に適したM8065HDスローアウェイミー リングプラットフォームの発売を発表しました。M8065HDは、8コーナーの切れ刃と広い 切り屑溝をコンセプトに設計されており、フェイスミーリングやショルダーミーリング のアプリケーションで高い切り屑除去率を実現しながら、深い切込み量を得ることがで きます。
「フェイスミーリングは最も一般的な機械加工の1つであるため、汎用性とコストパ フォーマンスに優れたソリューションを設計し、お客様の鋼や鋳鉄加工において切り屑 除去率を大幅に向上させることができました」と言うのは、WIDIAのシニアグローバル ポートフォリオマネージャーであるChristine Schneiderです。「M8065HDは、従来数種 類必要だったフェイスミーリング工具の在庫を減らし、生産性向上をお望みの一般汎用 加工やエネルギー、自動車関連のお客様にとって、すぐにお使いいただけるソリューショ ンです」。
65度の切込み角と6.35 mm厚のインサートを備えたM8065HDは、WP35CM、WK15CM、WU20PM の3つの汎用材種からなる1つのユニバーサルインサート形状で構成されていま す。WP35CM材種があらゆる種類の鋼を対象とするのに対して、WK15CMは鋳鉄材向けに設 計されており、乾式において最も性能を発揮しますが、湿式での使用も可能です。汎用 のWU20PM材種は、鋼、ステンレス鋼、耐熱合金の加工に乾式と湿式の両方で使用するこ とができます。
すべてのインサート材種に2.37 mm幅のワイパー面が採用され、優れた信頼性と表面仕 上げを実現します。こういった設計上の主な特長が8コーナー切れ刃のインサートと組 み合わされ、1種類の工具で様々な加工を行うことにより、全体的な機械の段取り時間 と在庫コストを削減することができます。
M8065HDスローアウェイミーリングカッターは、メトリック仕様にて加工径50 mmか ら315 mmまで9種類と、
3種類のインサートでラインナップしております。M8065HDのカッターやインサート、そ の他のWIDIA製品については、WIDIAの正規代理店を通じてご注文いただけます。